2006年09月16日

力の注ぎ所

出張二日目。全社会議。詳細は秘密。

招待講演をしていただいたコンサル会社の社長さんの話がおもしろかった。
ノウハウとして個人に蓄積されている「形になっていない知識」(暗黙知)を形にする(形式知)ことによって知識の共有を図り、
個人の能力アップによる組織の業務改善を目指す、という内容だったが、社長さん曰く、

「このコンサルの効果がよく出るのは、組織化されている(トップの独裁企業じゃない)がトップに注目されていない部署」

とのこと。
なるほどなー、と思った。

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大きな組織でも小さなプロジェクトチームでも同じことが言えると思う。
上に立つ人は全部を見てはいるが、どうしても偏りは出てきてしまう。(自分の得意な分野にフォーカスしてしまう)
そして、組織に無駄が少ければ少いほど、能力のあるメンバーが揃っていればいるほど、
全ての部署が持つ意味が重要度を増すことになる。

どこかに対して力の入れ方が足りなくなれば、それが無意識であるが故に、そこで発生する問題に気付くのが遅くなり、
その問題が全体に影響を与えるようになって初めて慌てて対処するようになる。

これを防ぐには上に立つ人が全体を隈無く見渡して(これは基本)、全てに影響力を持つようにする(独裁的になる)か、
各部署が持つ「地力」を鍛えることで、問題発見能力と解決能力を持たせるか。
短期的には前者でも大丈夫(すーぱーえんじにあ、がいることが前提)だが、
長い目で見たら後者が良いことは確実。

組織を「鍛える」には、組織の弱点を見つけることが大切。
それには上に立つ人とメンバーのそれぞれが「自分の弱点」を見つけるのが先決。

自分の弱点はどこか、問題点はどこか。強みはどこか、得意分野は何か。
足りない部分を補うにはどうすればよいか。他人のノウハウをいかにして共有するか。

なかなか答えは見つからないし、何が正解なのかもよく分からない問題だが、
こうやって考えて、少しずつでもできるところから実践することが大切なのだろう。