2010年03月08日
「怖い絵」で人間を読む
夜、寝る前にTVをザッピングしていたらNHK教育に目が止まった。やっていたのは『「怖い絵」で人間を読む』の第6回『怒りの果て 〜イワン雷帝とその息子〜』だった。
解説の中野京子は、ちょっと前に話題になった「怖い絵」シリーズの著者。「恐怖」という、これまでになかった切り口で名画を読み解き、恐怖の裏側にある人間の姿に迫った著作で、年齢や性別を問わず、多くの読者に支持されたドイツ文学者・中野京子さん。人気の秘密は、歴史のウラにも通じた幅広い西洋文化史の知識とそこから導き出される驚きの謎解きだ。一見すると恐怖とは無縁な美しい絵画も、その社会的歴史的背景、画家や注文主の思惑、巧妙に隠されたメタファーなどを知れば、そこに恐怖が生まれることもある。
番組では、中野さんが選ぶ「怖い絵」を入り口に、8つのテーマで名画を読み解き、ときに滑稽(こっけい)で哀しく、恐ろしい人間の真の姿に迫る。
しゃべり方はお世辞にも上手とは言えないものの、解説している内容はおもしろかった。
ナレーションの石橋蓮司は最高。
絵のインパクトは言わずもがな。
これ↓(ややグロ注意)
レーピン『イワン雷帝とその息子』(Wikipedia)
怒りに我を忘れて息子を殺してしまい「取り返しのつかないことをしてしまった」という事を悟ったイワン大帝の「目」が怖い、という解説内容。確かに怖いよ。怖い。
実に興味深い番組なのだが、全8回とのこと。あと2回しかない。
第7回はこれ↓
エゴン・シーレ『死と乙女』(Wikipedia)
第8回はこれ↓
マティアス・グリューネヴァルト『イーゼンハイム祭壇画(第1面)』(Wikipedia)、 『イーゼンハイム祭壇画(第2面)』(Wikipedia)
全部見たかったな。
特に第4回の「戦慄の神話 〜我が子を喰らうサトゥルヌス〜」。
『文句なしに怖いこの絵には、さらなる恐怖が隠されていた』って、どんなになっていることやら。
まぁ、本買って読めばいいんだろうけど。
文句なしに怖い絵↓ゴヤの絵は右側
我が子を喰らうサトゥルヌス(Wikipedia)
ちょっと疲れているときの夢に出てきそうだ‥。
コメント/トラックバック
writeback message: Ready to post a comment.