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ThinkPad トラックポイント キーボード II

念願のThinkPad トラックポイント キーボード II(US配列)を入手。普段使いを始めてから半年ほど。概ね満足。一部不満あり。

ThinkPad トラックポイント キーボード II – 英語
https://www.lenovo.com/jp/ja/accessories-and-monitors/keyboards-and-mice/keyboards/KBD-BO-TrackPoint-KBD-US-English/p/4Y40X49493

メインのmacOS端末にはBluetoothで接続、サブのWindows端末には2.4GHzワイヤレス(レシーバーはキーボードに付属のもの)で接続し、切り替えながら使っている。ハードウェアスイッチによる切り替えで、接続は速い。

トラックポイント。慣れるまで少し時間は必要だが慣れてしまうと、普通のキーボードを使っているときでも赤ポチの位置を指で探すくらいになじむ。ただし、macOSでは、Magic Trackpadの利用が至高のユーザー体験であり、代替にはなり得ない。そのため、トラックポイントは補助的な立ち位置となる。(補助的とはいえ、とても便利)

対して、サブのWindows端末ではトラックポイントのみで操作。キーボードとマウスを一緒に切り替えられるのはありがたい。

キータッチの良さは折り紙付き。剛性も必要十分で、コンパクトで軽い本体とは不釣り合いなほどの打ち心地が味わえる。昔はアイソレーションタイプのキーにやや抵抗があったけど、ThinPadでも当たり前になった今ではすっかり慣れた。

全体的にはとても満足であるが、あえて不満点をあげるなら。

ファンクションキーの標準が機能キー

ファンクションキーには音量の上げ下げなどの機能も割り当てられている。F1などのファンクションキーと共用となっており、fnキーとの組み合わせで使い分けできるようになっている。標準では機能キーが有効になっているため、F1などを入力するにはfnキーとの組み合わせ入力が必要。もちろん、ファンクションロックはできるものの、あくまで標準は機能キーであり、キーボードの電源を入れ直すたびに標準設定に戻るのがちょっと面倒。

ファンクションロックのLEDが目障り

ファンクションロックを有効にすると、EscキーにあるLEDが点灯する。点灯するだけならよいのだけど、しばらくキーを入力していないとLEDが消灯する仕様になっている。そして、なんらかのキーを入力すると再度LEDが点灯する。この、点灯→消灯→点灯、の変化が地味に目障り。LEDの明るさはそれなりに控えめなのだけど、視界に入ってくる以上、一日作業をしているとやっぱり気になる。

解決策としてはアナログな方法だけど、黒いシールを貼ってしまえばよい。LED部分を黒マジックで塗ってしまうことも考えたが、不可逆なのでさすがにやりすぎかなと思い。手頃なシールがなかったので、ポストイットの貼り付け部分を黒く塗り、小さくきって貼り付けた。効果はてきめんで、まったく気にならなくなった。

Capsキー押下時のインジケータ表示が目障り

Windowsでドライバをインストールしている場合に限るが、CapsLockキーを押したときに画面右下にCaps状態のインジケータ(いわゆるOn-screen display)が表示される。こちらも視界の端に入ってくる感じの比較的控えめなものではある。

CapsLockインジケータ

長年のEmacs教信者であるため、WindowsではレジストリでCapsLockキーをControlキーに変更している。そのため、CapsLockキーを押下することが多く、控えめとはいえ、その都度表示されるインジケータは邪魔である。インジケータ表示の有無を設定できればよいのだけど、そのような設定はない。

とりあえずの解決策としては、ドライバーをインストールすると自動起動に設定される「osd.exe」を止めてしまうこと。タスクマネージャーのスタートアップタブからosd.exeを無効にするだけ。これで表示はされなくなる。Fnキーや機能キーに関する弊害は出そうだけど、今の所メリットの方が上回っているのでよしとする。