長野市役所の隣にある長野市芸術館。旧長野市民会館の後を継ぐ多目的ホール。
今年の5月に開館して既に通常営業しているが、外壁や外構の工事はまだ継続中。市役所新庁舎と共に全体的な完成はもう少し先になる様子。
その芸術館の裏手にあたる所。荷物の搬入口や関係者用の駐車場と思われるものが作られているが、そこに最近おもしろいものが設置された。
市民会館に馴染みがある人なら、なんとなく見覚えがあるものだと思う。正面壁に使われていた、特徴的な飾り格子の一部だ。色ガラスが使われており、正面が西向きだった市民会館では、夕方の西日が当たる頃にカラフルで幻想的な光景が内部から見られたものだった。
長野市民会館は建築家佐藤武夫のデザインによるもので、老朽化などの理由により2011年3月に惜しまれつつ閉館となった。こういう形で長野市民会館の思い出が残されていくのは良いことだと思う。